vol.147 相馬ゼルビア8年ぶりの邂逅

2018.06.24 投稿
Photograph by FC町田ゼルビア

INTERVIEW 町田日和編集長・郡司聡の選手直撃インタビュー!

MF NO.29 森村 昂太選手

Q:まずは1-0で勝ち切った前節の岐阜戦を振り返ってください。
「岐阜は推進力があるチームと分かっている中で、前から嵌めて相手にどれだけ剥がされるか、それは未知数でしたが、自分たちが行く中で前から嵌めることができましたし、ほぼ相手の陣地でプレッシングを仕掛けることができました。僕たちが相手の質を上回ることができたんだと思います」

Q:森村選手個人のパフォーマンスについては、どう振り返りますか?
「岐阜は多少バイタルエリアが緩いなという気がしていたので、自分が前に出て行くことができました。ボールも引き出せましたし、最後にフィニッシュに持ち込むこともできました。 ただその中で決め切るエネルギーが足りなかったので、前に出ていくことは続けながらやっていきたいです。ネガティブな印象はないですし、その中で修正すべきことを修正していきたいです」

Q:次の対戦相手はアルビレックス新潟です。森村選手が「新潟」と聞いてパッと思い浮かぶことは何ですか?
「昨季までJ1にいたチームですし、現状の成績から見ると、うまくはいっていないと思いますが、個人の能力や技術は間違いなくあると思います。水曜(20日)の試合でも1-5の大敗を喫していますが、その次の試合はかなりネジを巻き直してくるでしょう。その勢いにのまれないように、前半戦の残り2試合をしっかりと勝って折り返す上でも重要な試合です」

Q:W杯が開幕しましたが、楽しめていますか?
「日本戦はなんだかんだで楽しむことができましたし、勝った時はすごくうれしかったです。さすがに2点目が入った時には結構声が出てしまいましたね(笑)。やっぱり日本代表が勝つのはいいなと」

Q:それでは最後にホームでの新潟戦に向けた意気込みを聞かせてください。
「やるべきことをやらないと勝ち点3は取れません。今はチームの雰囲気も良い中で、自分たちの価値を高めることができています。この状況を1シーズン続けることが大事ですし、昨季までJ1と戦っていたチームにどれだけチャレンジできるか。そこに重点を置いて、良いゲームをしたいと思います」

町田日和とは・・・FC町田ゼルビアを中心とした町田市内のフットボール情報が盛りだくさんのWebマガジン。
マッチプレビューやマッチレビュー、ゲーム関連記事や選手コラムなど月額540円(税込)。
編集長の郡司聡は『エル・ゴラッソ』や『サッカーダイジェスト』でもゼルビアの担当記者を務めている。
町田日和サイトはこちら



INTERVIEW 応援のカ・タ・チ【by おと】

応援のカ・タ・チ 【by おと】
【ゼルビアゴール裏付近で応援している人たちにインタビュー!】
本日はゴール裏のメインスタンド寄りの一番前で煽り(前に立って拡声器でみんなを鼓舞する人)をしているカンノくんに2014年ぶりのインタビュー。
怖そうに見えるけど(笑)笑顔がキュートで子供達にも大人気のカンノくんのホンネ、どうぞご覧ください!

こんにちは。コールリーダー トモキの横(メインスタンド側)で煽りをしているカンノです。
ゼルビアを応援し始めたのは家の近所だったことが一番の理由です。
というのも、自分は子供の頃からサッカーをしていて湘南ベルマーレを応援していました。
大人になっても応援に行っていたのですが、仕事の関係で湘南までは行きづらくなった時期があり、サッカーが見れる場所はないかなと思ったら近所の町田の試合があると知り、見に行くようになりました。
それが2009年だったのですが、始めはメインで見て、次からはバクスタで芝生にレジャーシートを敷いて見ていました。

そこからしばらく行っていなかったのですが、2011年にそろそろ昇格しそうだということで久しぶりに行ってみることにしました。
ホームの高崎戦で6000人を超える人が入った試合でした。自分もキックオフ前に向かったのに、車の渋滞でスタジアムに入れたのは後半からというすごい状態でした。

そして2012年、仕事の都合もついて日曜日が休みになり湘南にもいけるようになりました。
ふと、2011年の最後の方の町田の盛り上がりを考えると、今はどんなに人が入っているんだろうと思って調べて見ると入場者数が3000人くらいになっていて驚きました。
少しでも動員を増やしたいと思って残りのホームゲームは全部行こうと、たった1人が増えるだけではあるのですがそう決めました。

2012年は岡山戦が初めて見に行った試合で、ゴール裏に行きました。
次の富山戦でゴール裏の人に話しかけてもらい、ゴール裏のメンバーを何人も紹介してもらいました。湘南の時は、そういうこともなかったので驚きました。

こういう自分にとって、2012年の最終戦は本当に複雑な試合でした。
最初はバックスタンドで見届けようと思っていたのですが、町田のゴール裏で応援しました。
この試合で2013年からは町田を応援しようと決めて、2013年からは煽りなどをやらせてもらうようになりました。
実は町田での応援で、はじめて声を枯らしたんです。

今では、ゼルビアは好きとか嫌いとかは関係ない「家族」のようなもので、応援することが当たり前になっています。
だから「ゼルビアのどこが好き?」と聞かれても答えられないと思います。

自分があおりをしていて気をつけているのは、
一つ目は、どうやったら自分の伝えたい事がしっかり伝わるか。言葉の使い方や表現を常に考えています。
二つ目は、前に立つ人間として、選手アップ+90分、自分がまずしっかり応援すること。自分がやらないとどんなに良い事を言っても伝わらないと思いますし、何よりカッコ悪い。
三つ目は頑張って応援している人には、頑張っているね!いいね!ということをちゃんと伝えたいと思って声をかけるようにしています。

今のゴール裏は、良くも悪くも自由だと思います。
やりたいことをやれるのはいいことですが、それには責任が付いてくるものです。
でもその責任の部分が少し足りないように感じることもあります。
相手がどのチームでも気を引き締めて、選手たちに声を届けられるようにしていきたいと思っています。
だから今年は笑顔が少なくなったと言われるのかもしれません。真面目に応援について考えているんですよ(苦笑)

ゴール裏は立って応援する場所ですが、横(メインスタンド側)は、座っても大丈夫な場所でもあります。
もしゴール裏に興味があるけど、一歩が踏み出せない方がいたら、そこに来て「ゴール裏まじりたいな」って目で俺のことを見ていてくれれば声をかけに行きますので俺にアイコンタクトしてください!
そんな方の一歩を踏み出せる後押しになれたら嬉しいですね。
待ってます!


VOICE flom Call Leader【by トモキ】
コールリーダー

FC町田ゼルビアサポーターのみなさん、こんにちは!
アウェイ3連戦、全勝で俺たちの野津田に帰ってきました!
前回のホーム愛媛戦はPKで先制されて岡山戦の嫌な記憶がよぎりましたが、しっかり裕希選手のゴールで前半のうちに追いついて、後半の孝司選手のPKで逆転勝利することができました。
この結果で岡山戦の嫌な流れを振り払い、その後始まるアウェイ3連戦へ弾みをつけられたはずです。

岡山・徳島のアウェイゲームはいずれもサポーターの人数が30人前後と少ない中での応援となりましたが、その中でも一人ひとりが気持ちを切らさずに一体感を持って応援できたことが大きかったです。
特に岡山では延長戦を戦い、徳島ではアンラッキーな形での失点という難しい中でしたが、ここで勝ち切れたことはチームに勢いをつけられました。

そして先週の岐阜戦は岡山・徳島より近かったこともあり、大勢のゼルビアサポーターで選手たちの後押しができました!
試合も選手たちがアウェイ連戦とは思えないくらいのハードワークで攻守に渡って躍動していて、戦う気持ちがすごい見えていました。
先制後も最後まで気を緩めず、しっかり勝ってアウェイ3連戦を全勝で終えることができました。
試合終了と同時に長良川に響いた俺たちのPASIONは最高に気持ちよかったです!!

そして今日は前半戦ホームラストゲームの新潟戦。
2010年に一度天皇杯で対戦していますがリーグ戦では初対戦となります。
相手は長い歴史があり、実力のあるクラブですし、大勢のサポーターが詰めかけてくるはずです。
でもここは俺たちの聖地・野津田です。
このアウェイ3連戦で掴んだ自信と、俺たちが持っているどんな相手も恐れないチャレンジャー精神があれば倒せない相手ではないと思っています。
試合前からバスの入り待ち、そして旗の海で最高のホームの雰囲気を作って、みんなで勝利を掴みにいきましょう!


COLUMN トップをねらえ!(ゼルビアユース/ジュニアユース情報)【by かみじま】

【ユース・ジュニアユースの近況】
 
☆U-18 日本クラブユースサッカー選手権 関東大会  決勝トーナメントステージ

この関東大会でベスト8が確定しており全国への切符を手にしているFC町田ゼルビアユースが、更なる高みを目指して関東大会準々決勝、ユース年代最高位のプレミアリーグに所属している柏レイソルと対戦しました。
残念ながらスコア0-3と敗退してしまいました。
関東ベスト8の壁は凄く高く、容易に崩せるものではないと改めて認識させられました。
ここで感じた教訓や悔しさを無駄にしないで残り一ヶ月、夏に行われる高校生年代クラブユースチームの日本一を決定する大会に満を持して挑んでもらいたいです。

7/22から始まる日本クラブユースサッカー選手権(U-18)。
去年の成績を超えろ!自分の限界を超えろ!勝ちまくって西が丘を目指すぞ!頑張れFC町田ゼルビアユース!!

☆U-15 日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 

*東京都予選 第5代表決定戦
この大会の関東大会出場という目標に向かって、がむしゃらにひたむきに勝利を目指してきたFC町田ゼルビアジュニアユースU-15。
ついにその想いが叶いました!
6/2に行われたFC府中戦。前半はFC府中にペースを握られる展開。
リーグ戦でもFC府中には手痛い引き分けをしております。
そんな中、町田ゼルビアは一瞬のスキをついてカウンターで義澤将太郎くんが先制点をもぎ取る。
スコア1-0となり試合終了間際、再度カウンターでキャプテン小林京介くんが追加点を奪いスコア2-0で町田ゼルビアが勝利しました!
FC町田ゼルビアとなって初の関東大会に出場を決めました!
過去に幾度も寸前のところまで来て戦い敗れて涙を飲んだ先輩達の悲願を、2018年のジュニアユースU-15がその夢の扉を開いてくれました!
関東クラスの強豪チームがひしめく関東大会は6/17から早速始まります!

*関東大会 1回戦
悲願の関東大会の初戦の相手は湘南ベルマーレ。
試合開始序盤、初めに町田がチャンスを作り良い試合の入り方に見えたが、相手の反撃で速攻攻撃を喰らいペナルティーエリア内で必死のディフェンスをするが無情のハンド反則判定で湘南にPKを献上してしまい失点してしまいました。
これでリズムを乗りずらくなった町田、湘南のコーナーでナイスボール&ナイスヘッドでさらに失点し前半を0-2で折り返します。
後半は少しチャンスの場面を増やすことが出来ましたが、湘南ベルマーレU-15の攻撃がトップJ1の内容とまるで一緒で、走る走る縦に速い速い、セットプレイの質が高い高い。
後半さらに2失点しトータルスコア0-4で1回戦敗退してしまいました。

やはり関東クラスのレベルは高かったです。
がこのクラスと戦える場所に導いてきたのは町田ゼルビアジュニアユースU-15の選手達です。
下を向くことなく前を向いて一歩ずつ高みを上がって来れていますので、さらなる夢の扉を開いてくれるはずです。
ジュニアユースへのドキドキは収まりません♪


【近々の日程】

☆U-18A 日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 全国大会 グループリーグ戦 第1日目~第3日目
 7/22(日) 、7/23(月)、7/24(火) 対戦相手、時間は未定。場所:群馬県前橋市

☆U-18A 高円宮杯サッカーリーグ T2リーグ 第7節~第9節
 6/24(日) vs堀越高等学校 17:30キックオフ    場所:小野路グラウンド
 7/1 (日) vs駒澤大学高校(B) 17:30キックオフ 場所:小野路グラウンド
 7/15 (日) vs東京実業高校  17:30キックオフ 場所:小野路グラウンド

☆U-18B 高円宮杯サッカーリーグ T4リーグ 第4節~第5節
 7/ 1(日)  vs国学院久我山(C) 10:00キックオフ 場所:国学院相模原キャンパス
 7/16(月)  vs東海大高輪台(B) 17:00キックオフ 場所:小野路グラウンド


※予定は変更になる場合があります。最新情報はNPO法人アスレチック町田のホームページでご確認ください。
(http://acmachida-zelvia.com/)


REPORT ゼルビアを丸裸にする!!【by ホシノ】

第17節 FC町田ゼルビア○ 2-1 愛媛FC
天皇杯2回戦 ファジアーノ岡山 0-1 ○FC町田ゼルビア
第18節 徳島ヴォルティス 1-2 ○FC町田ゼルビア
第19節 FC岐阜 0-1 FC町田ゼルビア

【テーマ ボール支配率が低くてもシュート本数を多く】

6月は天皇杯も始まり公式戦が6試合も組まれていますが、ここまで4連勝と町田らしく粘り強い戦いぶりで勝ち点を積み上げています。
第19節終了時点で10勝4敗5分けの勝ち点35で3位(※2017年シーズンは5勝6敗8分けの勝ち点 23で17位)で、クラブの目標である『6位以内』を目指して好調を維持しています。

愛媛戦は、相手が監督交代以降、未勝利とい状況の難しいタイミングでの対戦となりました。
主導権を握りながらも決定機を決めきれないうちに、PKを与えて先制されてしまいましたが、前半のうちに同点にできたのがポイントになりまし た。
その後も相手の勝利に対する執念に追加点を奪えませんでしたが、後半終了間際にPKで逆転に成功しました。 (45%・14本)

天皇杯2回戦(ゼルビアにとっては1試合目)では、リーグ戦で敗れた岡山と再戦になりました。
リーグ戦で出場機会の少ない選手や、怪我から復帰した選手が活躍して、ポジション争いの活性化につながるアピールの場となりました。
厳しい試合で、セットプレーからの得点という町田らしい結果はもちろん、リーグ後半戦に向けて、新戦力の活躍・チーム力の底上げは欠かせませんから、重要な試合となりました。

徳島戦は、セットプレーから先制に成功するものの、連携ミスから同点にされる嫌な流れの展開になりました。それでも後半開始早々に鮮やかなカウンターから追加点を奪い逃げ切りに成功しました。(38%・16本)

AWAY連戦となった岐阜戦は、相手のパスサッカーに主導権を握られそうになりながらも、粘り強い守備から徐々に町田ペースに持ち込む展開になりました。
記録的には相手のオウンゴールでしたが、試合終盤にセットプレーから先制点を奪い、リーグ戦では第14節(※5/13(日)讃岐戦○1-0)以来の無失点での勝利となりました。(42%・19本)

観ていて感じるのは、守備の際に良い距離感(皆で襲いかかれるような※サッカーダイジェストの特集より)でボールを奪え、その奪ったボールをファウルにならずに攻撃に展開できていることです。
さらにその守備の位置が、フィールドの 相手の陣内から中央のエリアで囲い込むことができているので、プレーゾーンも前寄りになるため、守→攻に切り替えた後、素早く相手のゴール前までボールを運ぶ機会がつくれています。(アタッキングゾーンで密集をつくり守備をしてい るイメージです。)
ボールのポゼッション(保持)率は相手より低く、パスの本数が少なくても(攻めどころがなくて、後でだらだらパス回しても1本ですからね...)相手の陣内に押し込みながら守備をして、最終的なシュートの本数が多くなれば 町田ペースの試合展開となります。(パスの本数が少ないのは、シンプルに縦に速い攻撃ができている証拠ですね)

試合後のコメントで『前から奪う・全員がサボらない・90分を通して・最後まで走る・出足の早さ・圧力・球際・セカンド ボール』...などなど、は相馬監督だけではなく、相手の監督からも発せられる文言で町田らしいサッカーのキーワードです。
せっかく先制しても、相手の逆襲に耐えられず勝ちきれなかった昨シーズンの悔しい経験の上に、今シーズンの 粘り強く、勝負強い戦いぶりがあります。
リーグ日程の1巡目も残すところ、本日のアルビレックス新潟戦とアビスパ福岡戦の2試合となりました。
天皇杯も含めると公式戦4連勝とチームは良い状態です。
町田の戦い方は、豊富な運動量が 求められるので、特に夏場は相当な消耗になるでしょう。
そんな時こそ必要なのは、ファン・サポーターの後押しです。クラブ目標の『6位以内』に向けてしっかり勝ち点を積み上げられるように、選手を鼓舞する声援・拍手を送ってほしいと思います。
他のJクラブがやっているような野次・罵声・ブーイングではなく、熱い声援と拍手でクラブを盛り上げる、選手を鼓舞することで成功することを、FC町田ゼルビアというクラブは挑戦し続け、そのことを我々ファン・サポーターは誇りに感じているはずです。

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