「時間の扉」レビュー

流麗なギターのイントロで初っ端から撃ち抜かれる。
心地よいグルーヴ感と、初めて耳にしたはずなのについ合わせて口ずさみたくなるサビのメロディ。
そうかと思えばヴァースとブリッジは転調しまくりの展開で、聞き易いだけじゃなく奥深さが感じられる。。。
良い意味で90年代を思い起こさせるような音像だけど、聴き込んで解像度を上げていくと長く長～く蓄積された時間のスパークを随所に感じずにはいられない。まさしく『時間の扉』を開けたような感覚。
そう気付かされる、石田ショーキチ氏の音楽ユニット「Scudelia Electro」の実に23年ぶりとなるシングル。
必聴ですこれ。

ちなみに町田市民なら、同時発売された「まちだガールズ・クワイア」のMGCエディションと聞き比べるところまでがデフォ。いや町田市民じゃなくても聴いてくれ。
まちガならではのコーラスが堪能できるのはもちろん、若い女の子たちの歌唱を乗せる前提だからか、こちらのバージョンの方は“あえて”より現代っぽい音になっている気がする。

交互に聞いて楽しめるなんて、贅沢すぎるでしょ！

（by まっくん）

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