vol.151 オレ達町田サポーターの魂は全部、青い。

2018.08.26 投稿
Photograph by FC町田ゼルビア

INTERVIEW 町田日和編集長・郡司聡の選手直撃インタビュー!

GK NO.1 福井 光輝選手

Q.前節の松本戦の首位撃破は、前半立ち上がりのピンチを福井選手が防いだことも大きく貢献していたと思います。
「常にビッグセーブを出せるようにすることを考えているのではなく、チームが無失点で抑え れば負けることはないということを毎試合考えています。その中であのビッグセーブは少なからず勝利に貢献できたと思います」

Q:あの場面は左手一本で止めましたよね。
「奥にセルジーニョ選手がいることもわかっていましたし、サイドからのクロスボールが流れ てくる中だったので、くるなと思っていました。どしっと構えてシュートがきたら反応しようと準備している中でそれがボールに伝わってはじくことができました」

Q:この夏場の戦いでチーム全体の運動量やプレーの強度は、後ろから見ていてどう映っていますか?
「自分たちは走るサッカーですが、キツいとわかっている中でもみんなで声を掛け合って、 走ろうとしています。自分も声を出して鼓舞していますし、(深津)康太さんにも声は途切れさせるなと言われているので、それを実践しています。フィールドプレーヤーもしっかりと走ってくれているので、自分の役割をしっかりやろうとやっています」

Q:次の対戦相手である岐阜の印象を聞かせてください。
「後ろからしっかりとつないでくるチームですし、ボールも大事にしてくるので、そこで自分たちは前からプレッシャーをかけることができればリズムも作れると思います。焦れずにボール中心の戦いをやれればいい結果が出るのかなと思います」

Q:岐阜戦は夏休み期間中、最後のホームゲームになります。ファン・サポーターの方々へメッセージをお願いいたします。
「この夏場はより多くの人にスタジアムに駆けつけていただいているので、最後のホームゲームで町田の方々に勝利という形で元気を与えられたらいいなと思っています」

Q:ちなみに休みの日は何をしていますか?
「出かけるか、家でゆっくりしています。比較的寝ることが好きなんです。次の日が練習の場合は、7、8時間の睡眠時間をとるようにしています。あまり寝過ぎると、朝起きた時に眠い状態になってしまうので、目覚めがいい睡眠時間は7、 8時間という着地点を見つけました」

町田日和とは・・・FC町田ゼルビアを中心とした町田市内のフットボール情報が盛りだくさんのWebマガジン。
マッチプレビューやマッチレビュー、ゲーム関連記事や選手コラムなど月額540円(税込)。
編集長の郡司聡は『エル・ゴラッソ』や『サッカーダイジェスト』でもゼルビアの担当記者を務めている。
町田日和サイトはこちら



INTERVIEW ゼルサポ女子に聞く!【by おと】

本日はゴール裏横の準立ち見応援エリアを中心に応援しているあんなさんにイ ンタビュー。
あんなさんは住宅を扱う会社お勤めとのこと。
幼少期よりサッカーが大好きでずっと見てきた町田生まれ町田育ちのあんなさんのお話、どうぞご覧ください。

ゼルビアを見に来たきっかけは、2012年、横浜FCのカズさんに会いたくて野津田に見に行きました。
この年は試合結果は気にしていましたが、実際にスタジア ムに行ったのはこちらの一度のみでした。
2014年に2年振りに行った時は姉に誘われたのですが、一度目は行く予定だった日が雨予報となり雨を理由に断りました。
二度目に誘われた時は「雨でも来 てね!」と言われ断り辛くなり、(8月だったので)台風じゃなければ行くと伝え行く事になりました。

元々サッカーが好きだった事もあり、試合を見て、生まれ育った地元のチームを応援したいと思いました。
ゼルビーランドにいるベンチメンバー外の選手が皆さん感じが良く、ファンサービスをしている姿に親近感を感じました。
試合を見に行く前に小野路に練習を見に行く機会があり、その時に笑顔が素敵な選手に出会いました。
その時は名前も知らなかったのですが、試合でプレーを見て、その選手のプレーがもっと見たい!応援したいと思ったのが一番のはまったきっかけだと思います。

ゼルビアの魅力・好きなところは、チームや選手とサポーターの距離の近さ、サポーターさんの暖かさ、アットホームな雰囲気、などです。
今はライセンスが無いので昇格出来ませんが、昇格以外にも観客数を増やそうとかチームを良くしようと皆さんが成長しようという気持ちを持っている所、そしてあまり後ろ向きな発言をする方がいないところも好きなところですし、沢山走って試合終了まで諦めないサッカースタイルも魅力です。

サッカーとの接点は、小学生の頃、放課後少年サッカークラブが校庭で練習しているのを見るのが好きで、いつも友達とブランコに乗りながら見ていました。
中学三年生の時、受験生なので冬休みに遊びに行けず、家で勉強の合間に高校サッカーをテレビで見ていました。 凄く楽しくて勉強せずにずっと見ていました。
夜放送する高校サッカーハイライトも見る位、高校サッカーに夢中になり、翌年はスタジアムに見に行くと決めました。
高校三年間は毎年スタジアムに応援に行きました。
友達が通っている学校や東京都代表の学校を応援していました。
Jリーグはマリノスの試合を数試合、日本代表の試合を数試合見に行きましたが、チームとして応援したのはゼ ルビアが初めてです。

応援の楽しさは、ゴールが決まり、周りの皆さんと喜び合ったりハイタッチする瞬間が最高です!
勝った試合の後はスタジアムに笑顔が溢れていてその光景を見たくて、その場にいたくてスタジアムに行き応援しています。
皆さんとチャントを歌い手拍子をし、良いプレーに声を出し、一喜一憂するのが楽しいです。

メイン、バックスタンド、ゴール裏、どこの座席でも皆さん熱い気持ちで応援されていますが、ゴール裏付近は大きな声でチャントを歌えます。
勝利後のラインダンスを選手の皆さんと踊れるのはゴール裏だけです。ゴールを決めた選手がゴール裏に来てくれるのをお迎え出来るのは最高です。

準立ち見エリアにはチャントの歌詞ボードが掲示されるので、歌詞がわからない方も安心できます。 少しでも気になる方は是非来てみて下さい。皆さん優しく迎えてくれますよ。


VOICE flom Call Leader【by トモキ】
コールリーダー

FC町田ゼルビアサポーターの皆様こんにちは!今節でリーグ戦も30節となり、長かったリーグ戦も終盤戦に入ろうとしています。前回のホーム千葉戦は3点リードから3連続PKで追いつかれて悔しい引き分けになってしまいまし た。ホームでの千葉戦初勝利に手が届きそうだっただけにこの引き分けは悔しかったです。ただ、選手、サポーターも追いつかれても勝ち越しゴール を奪うために最後まで戦うことはできたと思います。

そして先週の首位松本との直接対決。この試合の前には、「内容よりも結果が大事。このゲームの重要さは勝ち点3以上、勝ち点6、あるいはそれ以上に値すると思っています。
町田でもパブリックビューイングが行われていて総力戦で松本と戦う中で、一番近いところで声を届けられるのは、松本にいる俺たちです。
俺たちが最後の笛が鳴るまで 選手に声を届けられれば、欲しい結果はついてくるはずです。
前節みたいに何が起こるか分からないし、最後の最後まで声を出して、手を叩き、飛び跳ねて今日は何が何でも勝利を掴み取ろう!」と話しました。
開始早々にキャプテンの裕大選手が負傷退場になったりと苦しい展開が続く難しい試合でしたが、後半ラストプレー の平戸選手の値千金の決勝ゴールで直接対決に勝利することができました。
静まり返ったスタジアムに響く町田市歌には目頭が熱くなりました!

そして今日の岐阜戦。たしかに首位の松本には勝ちましたが、まだシーズンが終わったわけではないですし、今まで 以上に1試合1試合が大事になってくると思います。
「買って兜の緒を締めよ」目標の6位以内のためにこの試合からもう一度気を引き締め、残り試合もチャレンジャーの気持ちを持って、目標のために今まで以上に大きな声を出し、手を叩き、選手と共に戦っていきましょう!


COLUMN 町田に"なでしこ"の花を咲かせよう!【by こもたつ】

アウェイ山雅戦での劇的勝利から一夜明けた19日、サタデーリーグFC VIDA戦が行われ3-0でサタデーリーグ2連勝を達成。
今年のサタデーリーグで初のクリーンシート達成です。
これで戦績を2勝2分としました。
昨年のサタデーリーグでの勝ち点は僅か1だったのに今シーズンは既に勝ち点8を積み上げています。

今節の対戦相手FC VIDAは千葉県1部に所属するチームで、昨年の対戦では後半に一挙6点取られて惨敗した相手です。
1年経って両者の差がどこまで縮まったのか、見極めたいところです。
昨年は前半を無失点で折り返したものの、ほぼ攻め込まれている状態で、なんとか凌いでの無失点でしたが、今年の対戦ではTOPチームのようにセカンドボールを奪取しまくり、五分以上の戦いを見せてくれました。
試合は、前半20分過ぎに中辻可菜選手が技アリのゴールで先制し、1-0で折り返します。
後半もしばらく一進一退 の攻防が続きますが、萩原愛海選手が中島みなみ選手からのパスを受け、相手DFを交わして追加点。
終了間際には、前夜の山雅戦に応援に駆けつけてくれた林玲花選手がゴール前まで運んだところで相手DFに倒されPK獲得し、自ら決めて3点目。
DF陣とキーパーの奮闘もあり、何度か攻め込まれるものの無失点で試合終了しました。
来月は都リーグ1試合、サタデーリーグが3試合予定されているので、是非、彼女たちの応援に駆けつけてください!

【近々の日程】

【第38回東京都女子サッカーリーグ4部】
☆9月30日(日) vs 荒鷲FC KO 14:40 @真如苑グラウンド

【関東大学女子サッカーサタデーリーグ戦】
☆9月1日(土) vs つくばFCレディース KO 10:00 @筑波学院大学 ☆9月15日(土) vs 神奈川大学 KO 13:30 @神奈川大学
☆9月23日(日) vs 流通経済大学 KO 未定 @流通経済大学

※予定は変更になる場合があります。最新情報はNPO法人アスレチック町田のホームページでご確認ください。
(http://acmachida-zelvia.com/)


REPORT ゼルビアを丸裸にする!!【by ホシノ】

第28節 FC町田ゼルビア△ 3-3 ジェフユナイテッド市原・千葉
第29節 松本山雅FC 0-1 ○FC町田ゼルビア

【テーマ 強度とボールの奪い所】


チームは4連勝と勢いに乗りながらも、首位の松本山雅FCもなかなか取りこぼしをせず、勝ち点差を縮められないままお互いに我慢比べの状況が続きました。
千葉戦は前半のうちに2-0として後半にもさらに追加点を奪い3-0とするなど、一時はだめ押しに成功したような雰囲気になりましたが、短時間の内にPKを3本も立て続けに献上するというまさかの試合展開となり、勝ち点2を取りこぼすような引き分けとなりました。
千葉の選手交代により試合の流れが変わり、 前線の選手の圧力に屈してしまった格好でしたが、3-1か3-2にされた時点で試合を落ち着かせることができていれ ば(ピッチ内の選手同士で修正するか、選手交代やベンチからの指示で流れを変える)違った結果になっていたかもしれません。
結果として、3点ものリードを守り抜くための後手を踏んだ感は否めず、まだまだ試合巧者・勝者のメンタリティーという部分では課題が残りました。
立て続けに奪われたPK自体は、画像で見直した限り(やや厳しい気もしますが)3本とも正当な判定でした。
前述の通り3-3にされる前に切り替えて修正できなかったことを反省するべきで、審判や相手チームに対するリスペクトを欠いた暴言や野次、根拠のない言葉により、試合中にも関わらずスタジアムの雰囲気が荒々しくなってしまったのは残念でした。
その後の正当な笛にも、いちいち過敏になって声を荒げているようでは、 何も選手への後押しにはならず、その周りで試合観戦が楽しめるのか、もう一度スタジアムへ足を運ぼうと思うのか、ファン・サポーターが反省すべきことでもあります。

勝ち点差を縮めるために、首位争いの直接対決に勝つしかない松本戦は、15,000人を超える圧倒的AWAYの雰囲気の中、最後まで勝利を諦めなかった姿勢がラストプレーでの劇的な決勝弾につながり、5連勝中の松本から貴重な勝ち点3を奪うことができました。
勝負事に『タラレバ』を言い出すとキリがないのですが、後半の相手(岩上選手)のFK がクロスバーに阻まれていなければとか、選手交代で吉濱選手が起用されていなければ最後のFKのシーンで右利きと左利きのキッカーを並べて相手GKを惑わせられなかったとか、アジア大会に参戦中のU-21日本代表に平戸選手が選出(逆に松本の前田選手が不選出)されていたらとか、勝敗を分けた要因は諸々ありそうですが、首位争いらしく僅差で内容の引き締まった好試合の印象です。

町田の4人の中盤に対して、千葉も松本も中盤に5人・6人を起用し、さらにお互いにハイライン・ハイプレスを特徴とす るなど、試合の主導権争いを制するにはこの分厚い密集地帯を攻略する必要がありました。
たまに他チームのサポーターから『町田は粗い...』と言われている(あくまでも一般人・素人のご感想)のを目にしますが、球際やハードワークを緩めてしまうと町田らしいサッカーが展開できません。
対戦相手の監督をして『町田はやることがはっきりしているタフ なチーム』と言われるぐらい、粗いラフプレーではなくタフな戦いぶりが特徴(ウリ)なのです。
球際やセカンドボール回収 の競り合いでは相手より強度が求められますし、ボールを奪う位置もなるべく高め(相手陣内寄り)、そのまま攻撃に移 れるように前方向で、しかもボールを失ったらなるべく早いタイミングで奪い返す、というアグレッシブな守備を仕掛けることが、相手の町田対策の上をいき打破するために重要です。

J1経験クラブの強豪2連戦を経て、今シーズンも残すところ3分の1(14試合)となりました。
前号にも記載した目指すべき勝ち点(2位:81、6位:65)は射程圏内といえる状況です。
厳しい夏場を戦い抜くにあたり、『前から奪う・全員がサボらない・90分を通して・最後まで走る・出足の早さ・圧力・球際・セカンドボール』など、チームとしてブレない部分、苦しい時に立ち返る部分がしっかり定着しています。
また、補強した選手や怪我から復帰した選手が、着実に戦力として活躍しているのも好材料です。
タフな試合だからこそ、相手より多く走り、相手より早く正確に状況判断をし、球際では相手 より強く競り合い、相手よりあと一歩寄せる・足を伸ばす・身体を投げ出すという個の部分がより大事になってきます。
タフな試合でも勝ち点を積み上げられるように、我々ファン・サポーターが選手を後押ししていきましょう!

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