vol.5 EUREKA 近藤映斗さん

2022.10.27 投稿
町田に暮らす、さまざまな方の町田話を集める『まちトーク』。
第5回は、仲見世商店街の魔境・・・いや隠れ家的古本屋さんのEUREKA(ユリイカ)店主、近藤さんにお話を伺いました。

近藤さん、今日はよろしくお願いします。近くまで来ても入り口が見つからず、お店の裏口から出てきた店員さんに場所を聞いて辿り着けました。


あぁすいません。みなさん、近くまで来てもわからないみたいなんですよね。オープンしている時は看板が出ているのですが、あまり気づかないみたいで。



言われてみると確かに看板がありますね。上ばかり見てしまって気づきませんでした。もう迷わず来れるようになりました。みなさん、この看板が目標です。




近藤さんは、どのような経緯でユリイカを始められましたか?


若い時から絵を描いていきたいと思っていました。また親の影響でMacを早くから使っていたこともあり、デザイン事務所に入りました。20代前半でフリーランスとして活動を始めましたが10年ぐらい続けて体を壊してしまったんです。仕事のし過ぎでした。座ってばかりの仕事だったので身体を使わないとだめだと思い、知人の古物やリサイクルを扱うところでリハビリがてら手伝いを始めました。そこで数年働いているうちに、古本屋や中古レコード屋などをやりたいと思うようになりました。自分が本に育てられたなぁと気づいたんですよね。



そうなんですね。なんで町田でやりたいと思ったのですか?



元々は町田に近い街で育ち、よく遊びに来ていました。町田には高原書店という有名な古本屋があったこともあり、高原書店の城下町でやってみようと思ったんです。自分としては中古レコード屋さんと古本屋さん、そして神社がある街でないと住めないという気持ちもありました。



町田には全部ありますね。町田の中でも、この場所はなかなかレアな場所ですよね?



そうなんです。ここは知り合いが紹介してくれました。他の場所も見に行ったりしたんですが、ここは何をしてもOKと言われたので決めました。元々はもっと天井が低く、自分で解体してここまで作り上げたんです。



天井にも手を入れられたのですか。すごいですね。




狭い店内なので少しでも高さがあったほうがいいかと思って。あと、自分が店にいる時は出来るだけ存在を消すように気をつけています。選んでいる時に話しかけられたりするとちょっと嫌じゃないですか。自由に本を選んで欲しいので気をつけています。


それはお客さん側からするとありがたい配慮ですね。ゆっくり本を探せそうです。ユリイカさんの本のラインナップはどのようにして決めてらっしゃるんですか?



アートとか民族学・精神社会系といったサブカル系が多いです。どちらかと言うとメジャーで取り上げられないものを、と考えています。メジャーなものはどこでも入手できますが、マイナーなものは誰かが手掛けないと埋もれていくものだと思うんです。




蔵書を見渡して納得しました。見たことがない本のタイトルも沢山あります。一つひとつ見ていたら時間を忘れそうです。ところで、店内にボードゲームがたくさん飾ってありますが、こちらも売り物ですか?



これは、今週のイベントというか展示なんです。いつもはテーマを決めて企画展をしているのですが、今週は特に考えていなかったところ、ボードゲームが好きなスタッフがボードゲームの展示をしましょう!と提案してくれて実現しました。



ボードゲームの展示の翌週は写真展も開催されました。70年代のダンサーを撮ったとても珍しい貴重な写真です。
これからの企画展も楽しみですし要チェックですね。開店は週末だけということですが、展示やお店の情報はどちらで発信されてますか?


金曜日から日曜日に開店しています。細かな情報はSNSで発信しています。ぜひご覧ください。
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私もSNSをチェックします。カウンターの前にあるこのTシャツ、かわいいですね。 右側のは奥の上にある額の絵ですね。




このTシャツいいでしょう。好評なんですよ。これは友人でイラストレーターの「おがわさとし」さんに書いてもらったものです。テーマを伝えて形にしてもらいました。


シンプルだけど、おしゃれでかわいいデザインで着たくなりますね。欲しくなります。いまある本の中から、近藤さんのおすすめの本があれば教えてください。



こちらでしょうか。スズキコージさんという絵本も手掛けられているイラストレーターの方の作品集でサイン入りの本です。かなり昔のもので本当に珍しいものなんですよ。





以前、ゼルビアにいた選手と同姓同名ですね。妹がよく名前を言っていたので覚えてしまいました(笑) 本当に素敵なイラストですので、お店にあったら必見です。近藤さんのこれからの夢を教えていただけますか?



はい。一つ目は古本屋を残していきたいと思っています。二つ目はここは木造なんですが、本というのはとても重さがあるのでちょっと怖いんです。ゆくゆくは移転も考えたいと思います。三つ目は出版をしたいと思っています。紙媒体でビジュアルアートやイラスト・絵などもいいかなと思っています。



素敵な夢ですね。移転も出版もとても楽しみです。また遊びに来ますね。今日はありがとうございました。



いつでもみなさんで遊びに来てください。ありがとうございました。







この路地を入っていった左側にユリイカさんへの入り口があります。狭い空間だけど自由で心が広くなるような空間でもあります。知の玩具箱というようなイメージでした。行く度に新たな発見がありそうで常連さんがいるというのも納得です。決して閉鎖的ではなくて誰でも入りやすく感じるのは近藤さんの「気配を消している」という気配りなどから来るものでしょうか。帰りの階段は急勾配なのでくれぐれも気をつけてくださいね。

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