【なんで最後に炒めるの??その理由は..⑤】

前回までは、【出没！アド街ック天国】の放送翌日に開店以来の最高売上を達成したのも束の間で、そのわずか３日後にはまさかの丸１日お客さんゼロという信じられない事態に陥ったまでの経緯を
お伝えしたので、今回はその続きです♪
　
　
まさに天国から地獄に堕とされたような感じで失意のどん底状態に沈み、その夜は帰宅してそのままベッドに倒れこむように眠りに落ち、翌日の昼過ぎまで死んだようにひたすら眠りました...。
　
ようやく目が覚めて、できれば昨日のことは夢であって欲しい..と願うも現実は変わらず、ゼロであるという驚愕の事実だけが頭の中にドーンと居座っています。
　
なんでだろう...?　なんで...??
　
やはり口から出るのはその言葉だけで納得できる答えが見つかりません...。
　
　
「なにか味付けをミスったのかな..!?」
　
「定休日と勘違いされたのかな...!?」
　
「連日の混雑さが変に広まって一旦落ち着くまで訪問を見合わせる人達が増えたせいなのかも...!?」
　
「たまたまがホントに重なっただけで滅多に起きないことが偶然起きただけなのかも!?　気にすることないかな!?」
　
　
こんな調子で自問自答を繰り返し、考えても考えてもこれといった決定的な腑に落ちるような理由は見い出せず...
　
逆に自分の心の弱さから自分たちには非が無くて、たまたまが重なっただけの偶発的事故として片付けてしまおう！
　
そんな甘くてずるい考えに逃げてしまいそうにもなるのですが、やっぱり釈然としないものがずっと心に残るのです...。
　
こうなったら納得できる答えが見つかるまで今日は１日どこにも出掛けずに家でとことん自分に向き合おうと決め、それからずっと夜まで引き籠り状態でろくに食事も取らないまま、ひたすら自問自答を繰り返しました...。
　
そして夜も更け、日付が変わりそうになった頃、ようやく答えというか、理由らしき、ひとつのある【気づき】に辿り着くことができました！
　
それは...
　
　
　
　
　
　
　
　
【満雲天カレーには店の看板メニューとしての絶対的な魅力が無い！！！！！】
　
　
このことを自分で受け容れるにはかなりの心のなかでの葛藤がありました。
　
もともと脱サラ組でこの飲食の世界に飛び込んだ自分には料理を教えてくれる師匠や先輩がいないため、すべて独学でレシピを研究して、自分で一から創り上げてきました。
　
そのため自分の創造物である料理すべてが自分の子どものような存在で、とても愛おしく大切なものでした。
　
この満雲天カレーもその代表作のひとつで、見た目も華やかな赤・黒・緑の３色で味も３つの異なる風味を一皿で愉しめるというアイデアと美味しさにはとりわけ強い自信をもっていたのです！
　
それを否定することは、自分自身や完成に至るまでの諸々の苦労さえも否定してしまうことでもあるため、とても勇気のいることでした。
　
なので自分の中で幾度も抵抗して、それを受け容れないように抗ってみたもののそれ以外ほかに明確な原因が見当たらない以上、それを認めるしか他に前に進む道が無かったのでした...。
　
　
なので今回の失敗を糧にして、前に進みこれから真に大きく飛躍していくために
【満雲天カレーの否定】をすべて受け容れる苦渋の決断をしました！
　
　
そしてその決断は、満雲天カレーの改良や新たな付加価値を付けるというレベルの話ではなく、満雲天カレーをすっぱり捨てて、新たに一から看板メニューを創り上げるという決意でした！！
　
　
このように今までの看板メニューを捨て新たに看板となる新メニューを開発する行為はとても大きなリスクを伴なうことでもあったのですが、実はそうしなければならない明確な理由がありました！
　
それは...
これまで満雲天カレーが常に抱えていた【ある問題】があったためでした..！！
　
その【ある問題】とは...？？
　
　
　
ということで、またもや長くなってしまったので、この続きはまた次回に～♪
　
以上、
最後に炒める第３のカレー★マウンテン
店主　西森でした～(^^)/

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