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新規就農者に話を聞いてみた!
2022.01.20 投稿
今日は、農業研修に参加されてから専業農家として就農された高木さんにお話を伺いました。
高木さん、今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
高木さんはお若そうに見えますが、おいくつでいらっしゃるんですか?
28歳になります。
本当にお若いですね。この年齢で専業農家の方は珍しいと思います。高木さんはなぜ農業をしようと思われたんですか?
ここは代々農業をやってきた土地ですが、祖父母が他界してから誰も農業をしていませんでした。農地を草だらけにしているのも勿体無く、子どもの頃から手伝っていたこともあって自然と自分がやろうと思いました。
ご両親は農業をされていないんですか?
はい。両親はやっていません。
そうなんですね。農業をされることに反対などはされませんでしたか?
元々農家ですし、父も手伝っていたので理解はありました。「やるならしっかりやれ」と言われました。
後押ししてくださったんですね。高木さんは農業を始めるべくして始められたように思いますが、最初から農業をしようと思っていましたか?
高校を出て最初は別の仕事をしていました。祖父母が他界したことをきっかけに農業の道へ進もうと決めたんです。
農業に転職という形なんですね。農業を志したのはいつ頃でしたか?
22歳くらいだったと思います。
どんなことから始めましたか?
最初は農業の専門学校に通いました。そこでは主に経営を学び、他には野菜の出荷の仕方やタイミングなども学びました。
その後に町田市の農業研修を受けられたんですね。農業研修先はどのようにして決めましたか?
最初に見つけたのが町田市の農業研修でした。町田生まれ町田育ちなので、研修も町田がいいと思い申し込みました(笑)タイミングよく研修メンバーに入れたので良かったです。それが2018年の終わりごろで26歳の時でした。
町田市の農業研修はどうでしたか?
とてもよかったです。人生のキーポイントになりました。
どんなところがキーポイントになりましたか?
世代を超えた交流ができたことが一番大きいです。特に父親世代の方々と交流できたことは貴重な機会でした。今でも畑を手伝ってもらったり、一緒に食事に行ったりしています。
世代を超えた交流はなかなかありませんよね。農業の技術面ではいかがでしたか?
学んだことは全て役立っています。農薬の使い方、肥料の撒き方、うねの立て方、マルチシートの色の使い方による違いなども習った通りにするとうまくいくんです。ここだけの話ですが、研修の2年目はちょっとだけ自分なりに工夫して、基本と異なるやり方だとどうなるか試してみました。怒られちゃうかもしれませんね(笑)
この畑で使われているもの全てが農業研修で学んだ成果なんですね。2年目で試行錯誤をされているのも、自分が農家になってからのことを考えてですよね。
そうなんです。研修は午前中で終わるのですが、同期の仲もよく、先生たちも丁寧に教えてくださっていたので、夕方まで残って作業することが多かったです。先日、記事になっていた現在研修生の西山さんともお会いして、本当にいい研修だということを話したところです。(西山さんの参加していた農業研修の記事は⇒
こちら
)
研修内容も同期の皆様との交流も濃密だったんですね。現在は専業農家でいらっしゃいますが、最初から生計は立てられると思ってましたか?
はい。全部の畑を使ったら生計を立てていけると思って始めました。
しっかり考えられていたんですね。さすがです。この畑もとても広いですが、全て高木さんの畑と田んぼですか?
いえ。この中の一角です。隣は親戚の畑で、よく気にかけてもらっていて助かっています。
近くにご親戚がいたら安心ですね。
そうなんです。親戚はほとんどが農家ですし、知人もたくさん居ます。
それは心強いですね。畑の広さは全部でどのくらいありますか?
6箇所で4500㎡です。
6箇所もあると大変そうですね。
大変です(笑)。例えばここは元々田んぼでしたが、穴を掘って水捌けを良くするところから1人でやったんです。
田んぼから畑にされるのもお1人で・・・それは大変でしょうね。今もお1人なんですか?
はい。基本的には1人です。毎日6箇所を回っています。ここは図師町ですが、中には相原町の畑もあり移動が大変です。時々、農業研修で知り合った人たちに手伝ってもらうこともあります。
人脈が活きているんですね。
ありがたいです。来年からは、NPO法人たがやすさんに援農のお願いしようと思っています。
栽培から面倒をみて収穫、出荷準備、出荷までお1人では本当にお忙しいですよね。ちなみにどのような作物を育てていますか?
珍しい野菜は売るのが難しいので、定番の野菜を中心に育てています。作ってみたい気持ちはあるので、少しずつチャレンジしていきたいと思っています。
珍しい野菜も楽しみにしています。今は具体的にどんな野菜を作られていますか?
今は、白菜、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、菜花という冬野菜が中心です。自分はブロッコリーを多く作っているのですが、時期に合わせて品種を決めています。今作っているものは、1kgになるものもあるんですよ。
1kgのブロッコリーは見てみたいです。高木さんのお野菜はどこで購入できますか?
今は、町田薬師池公園 四季彩の杜 西園の直売所や大手スーパーに出荷しています。見かけたら買ってくださいね。将来的には母校の給食などにも提供できたらいいなと思っています。
見つけたら購入したいと思います。ところで就農されてからの失敗などはありますか?
いろいろありますが・・・一つは水捌けの悪いところに人参を植えたら、大雨で畑が水没して植えた種が全部流されてしまいました。技術的にもまだまだだと思っているので、自分でも援農に行かせてもらい学びながらやっています。農家さんも優しい方が多く、いろいろ教えていただいています。
常に学び続ける姿勢と優しいお人柄が、周囲の方から気にかけてもらえる秘訣かと思われます。この記事を読んでいる方に向けて、冬野菜のおすすめの食べ方があれば教えてくださいますか?
白菜のミルフィーユがおすすめです。豚肉と合わせてポン酢で食べたら無茶苦茶美味しいです!白菜は安いし本当にいいと思います。
「まち☆ベジ」の白菜は新鮮で美味しい上に安いので最高ですよね。ミルフィーユ、美味しそうです。近々私もやってみます。高木さんの将来の展望があれば教えていただけますか?
5年を目処に農地を6000㎡くらいまでは増やしていきたいと思っています。あとは、今は休みがないので、たまには休みをとっても大丈夫なくらいまで安定させることができたらとも考えています。でも、最近は他のことをしていても、一日中農業のことが気になって考えてしまいます。そのくらい農業が好きなんです。
本当に農業がお好きなんですね。まだお若いですし、あと50年くらいできそうじゃないですか?
50年ですか(笑)・・・でも祖父も80歳くらいまでやっていたことを考えると50年もあり得ますね。
ぜひ、そのくらいまで頑張ってください。ところで高木さんはご趣味は何かありますか?
サッカー観戦です。親はFC町田ゼルビアが好きなんですが、自分は子供の頃に初めてみた試合のジュビロ磐田のファンになりました。行ける時は静岡にも観に行ってたんです。2021年は農業を始めたこともありなかなか行けなかったのですが、FC町田ゼルビア戦とSC相模原戦は観に行くことができました。
ジュビロ磐田はJ1に上がって来シーズンも楽しみですよね。農業もサッカー観戦もできるように、がんばってください。最後に記事をご覧いただいている皆様へ一言お願いします。
「まち☆ベジ」は新鮮で美味しいのでぜひ買ってください!購入していただかないと生産もできなくなりますので!
本当にその通りですね。「まち☆ベジ」の未来のためにもどんどん購入しなくてはいけませんね。今日は本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
交流も技術も得られて、参加された方の満足度がとても高い町田市の農業研修。
例年1月には研修生の募集が始まります。(詳細は⇒
こちら
)
気になる方は町田市ホームページなどもチェックしてみてください。
農業研修に参加中の西山さんにお話を伺ったこちらの記事も合わせてご覧ください。(記事は⇒
こちら
)
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